● 理事長から | |
今年の寒さは長いですが無事にお過ごしでしょうか。春は目の前ですが、障害者自立支援法の詳細はまだ見えてまいりません。この4月から各種施設やサービス利用時の1割自己負担は実施されますが、居宅介護利用に必要な受給者証の更新手続きはお済みですか。 新受給者証は従来と同内容のみなし判定ですので手続きは簡単ですが、新受給者証が届きましたら続けて「メープルリーフ」との再契約も必要です。詳しくは「メープルつうしん」でお確かめください。 今の時期はひだまりも来年度の事業計画や予算策定に負われていますが、自立支援法に対応した居宅介護事業をどう展開すべきか、視界不良のなかで検討しています。また18年度は就労支援の事業化、及び成年後見制度についても再度の取り組みを計る予定です。 もう一つ付け加えますと、障害児者の将来を守る父の樹会の事務局としての機能を一層強化し、父の樹会会員の皆さんへのサービス充実も目指します。格段の飛躍は望みませんが、着実に少しずつ前進していければと考えています。 |
● 共同募金配分金受領のお知らせ |
17年度の事業助成として申請していました共同募金の配分金20万円を、社会福祉法人千葉県共同募金会より2月末に頂きました。申請した内容は支援費制度の対象外である、オプションの送迎サービスとタイムケア事業です。 これらはいずれも収支の合わないサービスですが、利用される方には必要度の高いものであり、「メープルリーフ」の望まれるメニューの一つであることを共同募金会で理解いただき、配分の対象になったものです。 懐に余裕の乏しいひだまりにとって貴重な財源となりました。千葉県共同募金会にお礼を申し上げると共に、皆様にお知らせします。 |
● 移送サービスについて |
ひだまり便り12号(平成17年10月号)で『移送サービス』について特集しましたとおり、メープルリーフのような事業者による有償送迎サービスは今春以降実施できなくなります。ひだまり「メープルリーフ」では移送サービスを継続することが出来るように、関係機関と協議・調整を行ってきましたが、この問題の方向性が見えてきましたのでご報告します。 本年4月からは、NPO法人等が有料で利用者の移送をすることは道路運送法上の違反行為になりますが、次の2点をクリアすることが出来れば千葉陸運支局に申請して正式な認可が得られることになります。 一つは市が主催し、有識者やタクシー事業者等で構成される「運営協議会」で合意が得られること、もう一つは地方自治体が乗用車による移送を認めるための「セダン特区」を内閣府に申請し、認可を得ることです。 千葉市については、昨年11月に「セダン特区」の認可がおりており、「運営協議会」についても2月28日に第1回目が開催されました。次回の運営協議会で合意が得られ、認可されることを願っています。 八千代市、四街道市等については、千葉県が2月1日に「セダン特区」の申請をしましたので、「運営協議会」の開催をそれぞれの市の担当部署に依頼し、3月中に開催予定の回答を得ています。 一時は継続が懸念された『移送サービス』が、正式認可を得られる方向に進んでいることをご報告できるのは、「利用者の声」としてお寄せいただいた皆様のご協力のおかげですので、改めてお礼を申し上げます。 利用料金については、18年4月から単価の改訂をする方向で準備を進めています。詳細は4月の「メープルつうしん」でお知らせできると思いますので、ご協力をお願いします。 |
● 事務局より |
今年から自立支援法が施行され、現在利用しているサービスがどうなっていくのか、利用者負担、支給決定のプロセスは…などの全体像が徐々に明らかになってきました。 4月からは利用者の自己負担が導入され、10月には色々なサービス体系が変わってきますので、障害のある方や保護者にとっては気の抜けない年になりそうです。 また、10月から始まる「地域生活支援事業」は、まだ詳細がはっきりしませんが、市町村事業に移行されるため実際には地域格差が生まれる可能性があります。「移送サービス」のケースと同じように、今後は利用者のニーズを市町村に訴えていくことが大切になります。ひだまりでは、必要なサービスの実現を目指し働きかけていきますので、皆様の声を事務局までお寄せください。 |